ファルコノイド・ファルコンリー・アカデミー( Sugisaki )
[視野論、ネガ・ポジ論]
10年ほど前に、動物堂のアメヤ氏と波多野氏によって、インターネットの
掲示板にて展開されていた議論の中で使われていた用語である。後にSugisaki
か加わり、「狭窄・拡大・拡散」などの精神分析用語・精神医学用語を加えて
修正使用すると同時に、行動分析的解釈を加えた。
●視野論について
ここで言う「視野」とは、鳥の「意識の集中状態」から起こる覚視範囲
のことである。この状態の程度は、空腹状態・体重の状態・体脂肪率の状態によっ
て変動する。
上記状態が低下すれば、餌・獲物への意識集中状態が上がり視野は狭くなる。
上昇すれば、意識集中状態が下がり視野は広くなる。
@視野狭窄(視野が極端に狭くなること。)
過度な空腹などによって、過度に視野が狭まり、訓練者から餌を獲得すること
を期待して遠方の獲物に注意を払わなくなること。
A視野拡大(視野が適度に広がること。)
適度な空腹状態によって、意識集中が訓練者ではなく訓練者から離れた獲物へ
も払われること。
B視野拡散(視野が過度に広がり散ること。)
餌の過度な摂取によって、餌・獲物への意識集中がなく、周囲の嫌悪刺激に敏
感になること。
*当時よく視野が狭くなった鳥は、近くしか見えず遠くが見えないと言われ
たが、不正確な表現である。正確には、訓練者が手元から餌を出すことを期
待してしまって、遠方を見ることをしないということである。鳥をパーチな
どに留めて遠方から鳥をコールすると、筋力がある限りルアーなどへアプロ
ーチするはずである。
●「ネガ」について
ネガとは、「Negative Reflex」ないし、「Negative Stimulus」のことで
ある。翻訳すると、嫌悪性反射ないし、嫌悪性刺激である。
@「ネガを拾う。」
嫌悪性刺激を受けて、嫌悪性反射(反応・行動)が生起すること。
A「ネガる。」
嫌悪性刺激を受けて、嫌悪性反射(反応・行動)が生起すること。
●「ポジ」について
ポジとは、「Positive Reflex」ないし、「Positive Stimulus」のことで
ある。翻訳すると、好反射(反応・行動)ないし、好刺激である。
@「ポジる。」
好刺激を受けて、好反射(反応・行動)が生起すること。
●「コンフリクト」について
当時、私は、ネガとポジの衝突状態と推測したが、そのようではなく、
ある刺激に対して「誤認識・誤反射」が起こることである。
精神的混乱状態のこと。