ファルコノイド・ファルコンリー・アカデミー ( Sugisaki )

●「ハヤブサ・トレーニングで、やってはいけないこと。」

 1)「旋回訓練、ルアー・トレーニングの際」のやってはいけないこと。
    
@ハヤブサが地面に着地(ランディング)してしまったときに、コール音や報酬音を
     提示し、ルアーや生餌を獲らせ与えること。
     Aハヤブサが鉄塔などにパーチングしてしまったときに、コール音や報酬音を提示し
     ルアーや生餌などを獲らせ与えること。 

      →ハヤブサは、ランディングやパーチングを学習してしまう。 

    
Bルアー・トレーニング初期(ルアーへの条件付けが不十分なまま)にルアーパス
     を行うこと。また、ルアーパスの際に急に引くこと。
     Cエア・キャッチを学習する前にルアー・パスを行うこと。

       →ハヤブサはルアーへの魅力を感じなくなる。

    
Dハヤブサが頭上に来たときに、コールし、ルアーを与えること。

      →ハヤブサが低空にて上空待機し、ルアーの提供を待つようになる。

 2)「上昇訓練の際」のやってはいけないこと。
    
@ハヤブサが羽ばたきを休め、グライディング(下降)しているときにコール音や報酬音
     を提示し、ルアーや生餌を獲らせ与えること。
     Aハヤブサが訓練者の頭上で羽ばたきを休め、上空待機しているときに、コール音や
     報酬音を提示し、ルアーや生餌を獲らせ与えること。。
     Bハヤブサが訓練者の頭上で、下方(訓練者の方向を)を向いているときに、コール音や
     報酬音を提示し、ルアーや生餌を与えること。
     Cハヤブサが訓練者の周囲をかすめ飛んだときに、コール音や報酬音を提示し、ルアーや
     生餌を与えること。
     D回帰鳩(逃飛行鳩)を使わず、ハンディキャップ鳩(目縫い、羽抜き)のみを使い訓練
     すること。

      →上昇行動を強化できず、下降行動を強化してしまう。

 3)「ハンティングの際」のやってはいけないこと。
    
@ハンティング・フィールドにて、ハヤブサを飛行させておいて、獲物やバッグド・ゲームを
     フラッシュさせず、ルアーのみで回収してしまうこと。

     →視野に獲物が存在するのにフラッシュがなく、ルアーによって餌が提供されるので
     目の前にいる獲物に興味を示さなくなる。
    →ルアーによって餌が獲得され、逃飛行する獲物を急降下襲撃する必要がないため
     上昇しなくなる。