ファルコノイド・ファルコンリー・アカデミー( Sugisaki )
●「Bumble-footはなぜ発症するか」論説
内因(細菌感染)外因(怪我)など様々な原因が考えられるが、しかし発症のそのベイスとなるものは、
運動量の低下である。生物の身体は、系統的に自然環境によって作られている。つまり、現在
ある身体の形や内部構造は、自然環境が自然界で生きるために製作したものと言える。飼育下
の猛禽類の運動量は、自然環境下で生活する猛禽類の運動量と比較して極端に低い。運動量が
低いと、体液の循環が悪くなり、特に足指には全体重がかかるので趾瘤症となる可能性が高い。
以下の鳥がBumble-foot(趾瘤症)を発症しやすい。
・野生から捕獲・保護され狭い「小屋飼い」や「留め飼い」をされている鳥
・「留め飼い」をされている鳥
・自然界において、運動量の多い鳥(ハヤブサ)
・エネルギー代謝が高い鳥(ハヤブサ)
・体重が高い鳥(ワシ)