ファルコノイド・ファルコンリー・アカデミー(Sugisaki)

「ハッキング」

ワイルド・ハック

 生後約40日の雛鳥をハック・ボックス(野外放し飼い小屋)に入れ、生後約60日まで、ハック(放し飼い)すること。この目的はハヤブサを野外で「放し飼い」することによって、フライト・スキルを獲得させたり、筋力体力を獲得させることである。ハック終了後は、ラージ・フライト・ペン(大きな禽舎)の中に放たれ、管理される。
 ハックは、後にハヤブサのマウンティング(旋回上昇飛行)やパースート(追跡飛行)の質に影響を与える
 ハックの期間、給餌はファルコナーによって密かに行われる。 給餌の際、ハヤブサにキャリング(持ち逃げ)しないことを学習させるために、餌はハック・ボードに固定される。

 回収(ハック・バック)は、ハヤブサがセルフ・ハンティングを学習しないうちに行われる。ハヤブサがセルフハンティングを学習してしまうと、ハヤブサがハック・タワー回帰しなくなってしまうので、この学習が行われる前に回収される。
 回収はトラップによって行われるが、このハック期間にロストしてしまう危険性もある。
 
*ハック・ボックス:  野外の放し飼い小屋
*ハック・タワー  :  ハック・ボックスをより高所に設定するために設けられるタワー。
               ハック・タワーは、ハヤブサが上昇飛行できるような風・風向きがあるフィールド
             や ヒル・サイドに置かれる。

*ハック・ボード :  ハヤブサが餌を食したり、休憩をとる板状エリア。
               給餌の際このボードに餌が固定される。


●テイム・ハック

 人間に良く馴れたインプリント・バードを車で連れ出し、野外でフリーに遊ばせて、数時間後に回収するハッキングの手法。