ファルコノイド・ファルコンリー・アカデミー(Sugisaki )

[インプリントのオオタカに「据えの訓練」を行う必要があるか・・・・]


 「鷹匠が鷹に求めるもの」との関係もあるが、インプリントのオオタカでも「据え込み」、「据え回し」を行う必要があると言って良い。

それはなぜか・・・・。

「人間に馴化していること」と、
「拳の上での振る舞い」は、
別だからである。

鷹匠が「丸い鷹」を求めるなら、インプリントのオオタカでも十分な「据え込み」が必要である。

それによって、拳上で、
@「餌鳴き」をしない
A「居ずまい」が良い(行儀が良い)

という状態になる。


丸い鷹」とは、「鷹匠の拳の上では穏やかで行儀が良く、獲物をみると即座に反応し獲物を追う鷹のこと」をいう。
 が、しかし、数少ない言葉では伝えられているが、この昔から伝わる「丸い鷹」の本当の姿を観た者は現代には存在しないであろう。実際に観た者が代々継続し存在しなければ、「真の伝統文化」とは消滅してしまうのである。
文字や言葉だけで伝わる文化とは、表層的なものである。



「据え込み、据え回し」の目的

 [網掛の場合]
   @訓練者に対して馴化する。
   A訓練者以外の嫌悪性環境に対して馴化する。
   B拳上にて、「居ずまい」良く、「据え回される」ことに馴れる。

 [巣鷹の場合]
   @訓練者以外の嫌悪性環境に対して馴化する。
   A拳上にて、「居ずまい」良く、「据え回される」ことに馴れる。