The Matrix of stimulus ( Sugisaki )

「直接強化子」と「間接強化子」と「観察性強化子」

「直接強化子」
とは、行動後60秒以内で与えられる強化子である。
「間接強化子」
とは、行動後60秒経過後に与えられる強化子とする。

動物訓練の場合、間接強化子は有効ではないが、
人間の場合、方法によっては、間接強化子を機能させることができると言える。
間接強化子
を有効に機能させるためには、強化子を与えられるべき自発した行動を、視覚刺激や聴覚刺激を使って、強く想起(反射)させ、間接強化子を与えると良い。
動物においても、過去に行動した強化標的となる行動を想起させることができれば、間接強化も可能であろう。

「観察性間接強化子」
 ある種の動物や人間は、「観察学習」が可能であるが、観察することによって、間接的に強化子
を獲得しているとも考えられる。これを「観察性間接強化子」と呼ぶことにする。