ファルコノイド・ファルコンリー・アカデミー(Sugisaki )
[4種類のルアー・パス]
@スルー・パス
ルアー・パスを行った後、ルアーをファルコナーの右側へひくこと。
訓練の初期に行うパスで、ハヤブサはアタックしやすい。
Aクロス・パス
ルアー・パスを行った後、ルアーをファルコナーの左側へひくこと。
訓練の初期に行うパスであるが、ハヤブサの飛行経路を読みながらルアーラインを引かないと、
ハヤブサがファルコナーに激突してしまうこともあるので注意が必要である。
Bグラウンド・パス
ルアーを地面にパスして、アタックさせること。
ルアー・トレーニングの中期以降行うパスで、ハヤブサの飛行技術が問われる。
ルアー・トレーニングの初期にこの訓練を行うと、ハヤブサは訓練の終了と勘違いしてしまい減速
してしまったり、ランディングしてしまったりするので注意が必要である。
ルアーラインにハヤブサが引っかからないようにするために、ファルコナーは指先から地面に付け
るようにすることが大切である。
Cオーバーヘッド・パス
ルアーをファルコナーの頭上に投げ上げて、アタックさせること。
4パスのうち最も技術を要するパスである。
国内でオーバーヘッドパスを操るファルコナーは僅少であるが、国内のスカイ・トライアルズ(ルアー
パス・コンテスト)で2年連続優勝した佐藤博司氏はかなりの腕前で、イギリスの猛禽類センターの
ジマイマ・パリー・ジョーンズの“ルアーさばき”を見るかのようであった。
*ルアー・パスは、ルアーを常に回転させながら、パスを繰り出すものであるが、パスを出した後の回転
修復に練習を要する。特にスルー・パスやオーバーヘッド・パスの回転修復は練習が必要である。