ファルコノイド・ファルコンリー・アカデミー( Sugisaki )

[シアミ]


 「獲物に対する追跡行動の執念深さ」のことを言う。
 一般的に、雌雄を比較すると、雄はシアミが弱く、雌は強いと言われている。これは、雄が狙う小さいサイズの獲物が雄にとって、執念深さを持ってしても捕獲しにくく、短期決戦のストラテジーが有効であるからであるからである。また、雄が狙う小型の獲物の方が雌が狙う大型の獲物の数よりも多く、雄の方が雌よりも狩猟機会を多く得られるのもその理由であろう。

  ●「良いシアミ」
     獲物を捕獲する確信を持って追跡する執念深さ
     執念深い追跡行動の成功体験によって獲得される。

  ●「悪いシアミ」
     獲物を捕獲する確信がないのに無闇に追跡し、体力つきて諦めること
     学習(失敗経験)によって、無闇な追跡行動は「消去」され、獲物の強さ、速さ、持久力
    識別し、追跡による捕獲可能性を判断する力を獲得する。また、失敗経験からも学習しない
    鳥は、淘汰の網にかかるであろう。    
     ハンティング・スキルのない若鳥やインプリント・バードに多い。

  「良いシアミ」は以下の事項によって生み出される。 
   0)個体の生得性
   1)筋力、体力
   2)体重(体脂肪率)
   3)獲物を執念深い追跡によって捕獲した成功体験の積載。

[冴え]

  「冴え」とは以下の2つの意味を表す。
   1)獲物に対する「反射速度」。
   2)獲物に対する「飛行行動の優良性」。


  「冴え」は以下の事項によって生み出される。  
   0)個体の生得性
   1)筋力、体力
   2)体重(体脂肪率)
   3)獲物を良反射と飛行スキルを持って捕獲した成功体験の積載。

[シアミと冴えとの関係]

 「良いシアミ」と「冴え」は比例関係にある。