ファルコノイド・ファルコンリー・アカデミー(Sugisaki)
肉色 : 鳥の胸の肉付きの様子
肉色当て : 鳥の胸筋肉や胸骨突起に触れて、鳥の状態を知ること。
*胸に肉がない状態を「0分」と考え、これ以上肉が胸に付かない状態を「10分」と考える。
[網掛オオタカの場合]
0分(・・・・・・・・) 餓死状態
1分(・・・・・・・・) 餓死状態
2分(55%前後) 餓死状態
3分(60%前後) 餓死寸前
4分(65%前後) 衰弱していて、飛翔力は減退し、かなりの飢餓状態である。
5分(70%前後) 網掛の場合、「ナツケ、据え」を始めるに良い状態。「振り替え、渡り」
6分(75%前後) 網掛の場合、「ナツケ、据え」を始めるに良い状態。「振り鳩、飛流し」
7分(80%前後) 実猟を始める体重。「初鳥飼い」。獲りやすい獲物なら獲れる。
8分(85%前後) 実猟に適した体重。様々な獲物が獲れる。
9分(90%前後) 実猟に適した体重。獲り難い獲物が獲れる。丸肉色
10分(95%前後) 餌が飽和し、脂肪もついている状態。
*上記の体重百分率は概算である。
「肉色当て」は、目安にはなるが当てにならないことも多い。なぜなら、鳥の反応、行動のを左右する体脂肪は、「胸筋肉」に含まれているだけでなく、内臓、その他の身体の各部位にも多く含まれているからである。また、同じ肉色分数であっても、「詰め段階」のものと「訓練中の上げ段階」のものでは、体脂肪率が異なり、そのため、それぞれの反応も行動も異なるのである。