ファルコノイド・ファルコンリー・アカデミー(Sugisaki )
[ハヤブサによる狩りの様態]
●ラージ・ファルコン
@マウンティング&ストゥープ(揚げ鷹)
ペルグリン・ファルコンやペルグリン・ハイブリッドを使って行われるハンティング
1)猟犬が、カバーの獲物をポイントまたはセットする。
2)ファルコナーがハヤブサを放ち、マウンティング&ウエイト・オンさせる。
3)猟犬に獲物をフラッシュさせ、ハヤブサを獲物にストゥープ&パースートさせる。
1)ファルコナーが双眼鏡で水鳥を発見する。
2)ファルコナーは、ハヤブサをマウンティング&ウエイト・オンさせる。
3)ファルコナーやアシスタントが水鳥をフラッシュし、ハヤブサを獲物にストゥープ&パースート
させる。
Aフィスト・スリップ&チェイス(抜き打ち)
セイカー・ファルコン、ジア・ファルコンなどデザート・ファルコン(草原性ハヤブサ)を使って
行われるハンティング
1)ファルコナーやアシスタントが地面にいる獲物を肉眼や双眼鏡で発見する。
2)ファルコナーがハヤブサをフィストより放ち、追尾させ、キャッチさせる。
3)ファルコナーは、ハヤブサのランディング位置まで行き、ピック・アップする。
*イギリスなどではカラス狩り、UAEでは、フバラ狩りにこのスタイルが取られている。
●スモール・ファルコン
@フィスト・スリップ&チェイス(抜き打ち)
アメリカン・チョウゲンボウを使って行われるハンティング
1)ファルコナーやアシスタントが地面の獲物を発見する。
2)ファルコナーがハヤブサをフィストより放ち、追尾させ、キャッチさせる。
(アシスタントが獲物をフラッシュする。)
3)ファルコナーは、ハヤブサのランディング位置まで行き、ピック・アップする。
コチョウゲンボウを使って行われるハンティング
1)ファルコナーやアシスタントが地面にいる獲物を発見する。
2)ファルコナーがハヤブサをフィストより放ち、追尾させ、キャッチさせる。
(アシスタントが獲物をフラッシュする。)
3)ファルコナーは、ハヤブサのランディング位置まで行き、ピック・アップする。
1)ファルコナーが空中でホバリングするヒバリを発見する。
2)ファルコナーがハヤブサをフィストより放ち、旋回上昇追尾させ、ヒバリの上空制圧をさせて
キャッチさせる。
Aチゴハヤブサを使って行われたハンティング
1)地面に降りたヒバリの位置を確認する。
2)チゴハヤブサをフライトさせる。
3)ヒバリは地面で動かなくなる。
4)ファルコナーが網をかけてヒバリを捕まえる。
「ラージ&スモール・ファルコンのトレーニングの差異」
スモール・ファルコン及び、フィスト・スリップ&チェイス型のハヤブサは、ストゥープのために上昇は
不必要なので、上昇訓練は行わず、ルアー・パス&アタックで、筋力トレーニング及び、フッティング
訓練を行う。また、大型ハヤブサの場合は、1,000m前後のストレート・フライト訓練を行う。
ラージ・ファルコンで、マウンティング&ストゥープをさせるものは、旋回上昇訓練を行う。