ファルコノイド・ファルコンリー・アカデミー ( Sugisaki )

*「負の罰(報酬を与えない罰)」と「正の強化(報酬を与える強化)」の同時確立操作

「旋回飛行中のハヤブサに逃飛鳩をサーブする適時性」

[逃飛鳩訓練 初期]
 ●ハヤブサが訓練者を中心に旋回飛行するだけの状態。

  「逃飛鳩」をサーブする適時性(ピジョン・サーブ時のハヤブサの位置と行動)
   ・ハヤブサの位置: 訓練者より風下にいて、訓練者から最も離れた位置からリターンする位置。
                  (低空での円卓状の旋回飛行の非有効性・非効率性を学習させる。)
                数回に1回、訓練者より最も風上に向かった時点。
                  (風上からの急降下襲撃の有効性を学習させる。)

   ・ハヤブサの行動: 滑空飛行ではなく、羽ばたいて上昇しようとしている時点。
                 (上昇飛行行動の強化。)

[逃飛鳩訓練 中期]
 ●ハヤブサが訓練者から離れて、円錐状に上昇飛行して、上昇を終了して訓練者の頭上にリターン
 しようとする状態。

  「逃避鳩」をサーブする適時性(ピジョン・サーブ時のハヤブサの位置と行動)
   ・ハヤブサの位置: 訓練者から離れて上昇を終えようとしている位置
                 (訓練者から離れて上昇することの非有効性・非効率性を学習させる。)

   ・ハヤブサの行動: 滑空飛行ではなく、羽ばたいて上昇しようとしている時点。
                 (上昇飛行行動の強化。)

[逃飛鳩訓練 後期]
 ●ハヤブサが訓練者を中心に円錐状に上昇し、訓練者より少し風上に位置し上空待機する状態。

  「逃避鳩」をサーブする適時性(ピジョン・サーブ時のハヤブサの位置と行動)
   ・ハヤブサの位置:  訓練者を中心に円錐状・円柱状に上昇している最中。
                 上空待機に入る前。
                  (訓練者を中心に、即時に上昇する有効性を学習させる。)
                 *優良な逃飛鳩を使用する。

   ・ハヤブサの行動:  滑空飛行ではなく、羽ばたいて上昇しようとしている時点。
                 (上昇飛行行動の強化。)

[実猟期]
 ●ハヤブサが訓練者を中心に円錐状に上昇し、訓練者より少し風上に位置し上空待機する状態。
   @獲物を「なま追い」しかしなかった場合
      ルアーで回収(小強化、消極的強化)
      *ルアーで回収できない場合は、ハヤブサが訓練者から離れているときに「逃飛鳩」をサーブし、
      疲労させ興奮を鎮めて、ルアーで回収(小強化、消極的強化)。ゲーム・バードを使って再訓練。  

   A獲物に対して優良な襲撃を行ったが獲物を逃した場合
      ハヤブサのリターン後に「獲得鳩」で回収(大強化)

   B獲物を追った後、パーチング・ランディングしてしまった場合
      飛行開始後、ルアーで回収(小強化、消極的強化)

   C獲物が出なかった場合
      訓練後期に同じ。

[問題生起時]
 ●他の鳥(猛禽類、カラス)によるモビングが生じた場合
     ルアーで回収(優良行動以外は強化しない。)