ファルコノイド・ファルコンリー・アカデミー( Sugisaki )
[輸送箱・暗箱の製作の留意点]
@サイズ
特に横幅であるが、鳥が羽を広げて羽ばたくことができるサイズは不適切である。羽を傷める可能性がある。
適切な横幅は、「鳥が片羽を下に広げて“伸び”ができるサイズ程度」である。
Aパーチ
ブロード・ウイング(ノスリ、ハリスホーク、ワシ類)には、パーチは不要である。
パーチの不必要なブロード・ウイングの場合、犬用の輸送箱を改良して代用することができる。
地面にパーチすることが不得意なショート・ウイング(ハイタカ属)にはパーチは必要である。
パーチの幅は、種類によるが輸送時の揺れにも安定してパーチングできる幅が必要である。
B開閉口
下方からスライド式で上げ下げできる形のものが望ましいと思われる。その場合、片手で開閉でき、開いた状態でフタか固定できるように工夫すると良い。
C床面
床面には糞を吸い取るような絨毯や人工芝を敷くと良い。
D色
内装の色は黒色が良い。外装は熱を反射する白色が望ましい。
E素材
素材は、桐のような軽いものが望ましい。プラスティック・ダンボールで製作するのも良い。
F接合部
内装の板と板の接合部には、シリコーンを入れておくと良い。羽が板と板の間に入って傷んでしまうのを防止できる。
G通気性
パーチをパイプにして、下面にホールを開け、外気を取り入れる形のものが洋書には紹介されている。
内装の背側面を2重にして、鳥には外が見えないように工夫して、外気を取り入れるのも良い。